ワタナベ皮膚科

医療法人社団 研靖会   WATANABE Dermatology Clinic


脱毛症外来 :

円形脱毛症

円形脱毛症は頭髪などに円形に脱毛をきたす病気で、原因は未だにはっきりとしていません。各年齢層に起こり、男女差はほとんどありません。通常はウイルスや細菌と戦う仕事をしているリンパ球という免疫細胞が、自分の毛包を攻撃してしまう事で起こります。多くの場合は自然に治癒しますが稀に難治化し、頭髪だけでなく、まつげや眉毛その他全身の体毛を侵すこともあります。難治化した場合は膠原病や甲状腺疾患などの全身性疾患の検索が必要な場合もあります。症状によって以下のように分類されています。

<円形脱毛症の症状の分類>

<円形脱毛症治療の治療法>

局所免疫療法

慢性期の多発性~全頭型円形脱毛症に適応がある、世界標準といえる治療法ですが、残念ながら日本では保険適応の認可が下りていないので自費診療になるのが難点です。頭部にかぶれを起こさせることにより発毛を促すという原理を利用します。

【原 理】
SADBE(squalic acid dibutyl ester)もしくはDPCP(diphenylcyclopropenone)という物質は自然界には存在しない化学合成試薬です。この物質は健常な人間が触れると必ずかぶれるという特徴を持っています。円形脱毛症は自分の毛根を自分の白血球が攻撃することが原因で発症する病気です。かぶれを起こさせることによってこの自分を攻撃するリンパ球に対してこれを抑制するリンパ球を呼び寄せます。結果として自分を攻撃するリンパ球の作用を減弱させ、発毛を促すという薬剤です。

【施術法】
  • 感作
    SADBEもしくはDPCPの2%溶液を頭部の脱毛部に貼りつけます。およそ48時間後にご自身ではがして通常通りシャンプーや石鹸で洗い流してください。この時点では何も起こっていません。48時間のうちに耐えられないかゆみが出現したときは、無理をせず早めにはがして処方されているローションを頻回に塗ってください。テープがかゆいくらいはがんばってそのまま48時間貼り続けてください。1~2週後同部が赤く腫れてきます。これでご自身のリンパ球がこの物質を嫌いと覚えたことになり、この状態を感作成立といいます。
  • 施術
    2~3週後より頭部全体に薬剤を塗ります。通常2万分の1という低濃度から外用を開始し、徐々に濃度を上げていきます。少しうすら痒い、少しフケが出る、頭皮がうっすら赤みを帯びるくらいがちょうど良い濃度です。濃度が決定したら2~3週に1度塗布を繰り返します。効果判定は濃度が決まってから1~2ヶ月後に行います。
  • 期待される効果
    発毛が認められる場合上記②を継続します。毛髪が生えそろったら徐々に外用回数を減らしていきます。4週に1回→6週に1回→8週に1回といった具合です。
  • 経過中、急激な脱毛の再燃が見られた場合
    直ちに来院してください。症状により短期ステロイド全身投与を行う場合があります。
  • 予想される副作用とその対策
    頭皮のかぶれが強すぎた場合―あらかじめお渡ししてあるステロイドの外用剤を一日何回でもかまいませんので塗布してください。かゆみが顔面全体や全身に拡大した場合はステロイド内服も併用してください。アトピー性皮膚炎をお持ちの場合、このような反応が起こる確率が一般の人より高い傾向にあります。
    蕁麻疹―軽症の場合は抗ヒスタミン薬の内服を併用してコントロールしながら外用を続けます。

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男性型脱毛症(AGA)

AGAは、思春期過ぎに遺伝的背景を持つ男性の前頭部から頭頂部で起こります。症状は進行性で、一度症状が出始めると、その後は徐々に薄毛が進行してゆきます。AGAの人は全国で1,260万人いると言われています。

当院では男性型脱毛症の治療として 内服の投薬もございます。
従来は「プロペシア」(MSD)1種でしたが、さらに効果が期待できる新薬「ザガーロ」(グラクソ・スミスクライン)の処方を開始しました。
診察後、適用と診断した方には院内で処方致します。
但し、自費診療となりますのでご了承ください。
詳しくは外来診察時に医師にご相談ください。

※ ザガーロ自費治療 (2016年6月発売)
   初診料:5,000円(税別) 再診料:3,000円(税別)
   1年経過後の再診料:1,500円(税別)
   投薬料(30日分):10,000円(税別)

 ザガーロについて詳しくはこちら>>

※ プロペシア自費治療
   初診料:5,000円(税別) 再診料:3,000円(税別)
   1年経過後の再診料:1,500円(税別)
   投薬料(28日分):6,500円(税別)

 プロペシアについてのお知らせ>>
 プロペシア服用症例はこちら>>

 AGA解説コンテンツ

発毛web

女性の薄毛

男性に限らず女性でも加齢とともに髪の毛のボリュームが減っていきます。男性のような前頭部から頭頂部に目立つような薄毛の分布ではなく、全体的にボリュームが減っていく形をとります。初期には分け目が目立つようになったとお感じになることから自覚されることが多く、徐々に進行していきます。ところが、女性の場合、貧血、甲状腺疾患などの全身疾患、過度のダイエット、間違ったヘアケアなどによって、薄毛をさらに悪化させていることが多いようです。このような場合には原因を排除することで、かなり改善させることができます。

※診療は原田医師、入澤医師外来となります。

男性型脱毛症の治療ガイドライン(2010年度版)が日本皮膚科学会から発表されています。
この中で最も高い評価を得たのは、
外用薬においては男性・女性ともミノキシジル外用薬(リアップ®)であり、 内服薬では男性のみにフィナステリド(プロペシア®)でした。
詳細な論文をご覧になりたい方はコチラから